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Coquette(コケット) 2006年に突如として現れた謎の画家、桃山遊春。自ら(を)メガロマニア(誇大妄想狂)ともナイトウォッチャーともいう彼の絵は、華やかでいてどこか虚無感を漂わす、まるで夜の繁華街のような雰囲気を感じさせる。そんな桃山遊春の半生を、彼自身の口から語ってもらおう。

私の職業はメガロマニア(誇大妄想狂)である。世間的には画家ということになっているが、絵はあくまでも自分の妄想を表現する手段であって、仕事の本質は妄想家だと思っている。ずっと以前から、100%自分の妄想と偏愛のみで彩られた世界を描いてみたいという願望を持ち続けていたが、なかなか実現には至らなかった。そのひとつは自分の本質から出る妄想がどのようなものなのか、今ひとつ判然としなかったからであり、もうひとつは、食べていく為に画商やクライアントの求めに応じた絵を描き続けなければならない身の上があるからだ。

しかし、強い願望は気の遠くなるような時間を経てもいつか実現する。二年ほど前から偶然を装っていくつかの出来事が重なり、描きたい絵の実現に向かって私を導いてくれたように思う。まず、2005年の夏に長いこと縛られていた画商と訣別した。これは非常に後味の悪い訣別ではあったが、これで私は画商に命じられるままの絵を描かなくてすむようになった。そしてその頃から、深夜になると憑かれたように新宿歌舞伎町を徘徊するようになった。夜になると何故か足が歌舞伎町に向いてしまうのだ。歌舞伎町が私を呼んでいた。私は歌舞伎町を隅なく歩き廻り、光と影に彩られた街の様子や通行人、カモを狙ってあちこちに立つキャッチと呼ばれる客引きやホスト、キャバクラ嬢や風俗嬢、何をするでもなくタムロしている若い娘達やヤクザなどを観察して歩き、その内に彼らと顔見知りになると会話を交し、街の情報を仕入れたりした。ここはまるで巨大な映画のセットのようであり、人々は文字通り現代のカブキ者達であり、街自体がある種の見世物小屋のようだった。数ヵ月間の歌舞伎町ナイトウォッチングの間に、私の頭の中には描きたかった絵の構想が次々と浮かんでいた。まるで何かが降りてくるように。ただ、ひとつだけ欠けているものがあった。私はこれらの絵の中に核となる強烈なキャラクターを据えたかったのだが、それを生み出せずにいたのだ。

丁度その頃、以前私が壁画を描いた浜松のパチンコ店から、他の店と違うポスターやチラシを作りたいから、店を特徴づける何かがある絵を描いて欲しいという依頼を受けた。その時に私が創り出したのが、動物の仮面を被った少女達のキャラクターである。残念ながらこれは店に気に入られず仕事は没になったが、私はこのキャラクターを格別に気に入っていた。私はこの少女達をこれから描くシリーズの主要キャラクターにすることに決め、ペルソナドールズと命名した。もしあの時、このキャラクターが店に採用され、独占契約でも結んでいれば、今度のシリーズにペルソナドールズを登場させることが出来なかったかもしれない。人生はまさに塞翁が馬である。

2006年の秋、私は自分の死後の体を日大医学部に献体登録した。これさえやっておけば、身よりのない私でも死んだら大学が遺体を引き取ってくれるから、他人に迷惑をかけずにすむ。それにこんな私でも最期に少しは人の役に立てるというものだ。この時点で私は腹を決め、新しいシリーズ着手することにした。人にどう評価されようと、売れようと売れまいと関係ない。いつ野垂れ死にしようと、長いこと気がかりだった死後の心配が消えたのだから、ある意味気が楽だ。そしてこのシリーズの為に私は桃山遊春というもうひとつのアーティストネームを持つことにし、これらの絵を100枚限定の番号入りのポストカードにして仕事関係や友人達に毎月送ることにした。それが「桃の便り」である。シリーズタイトルは「ペルソナドールズ・イン・アンバーシティー」だが、ペルソナドールズは要となる登場人物であって、主役はあくまでもアンバーシティという街そのものである。

あらゆるものを貪欲に飲み込んで、不思議な魔力で人を虜にして逃さない魔物めいた街、それがアンバーシティだ。この街のイメージは、私が好きなヤバイながらも温もりを持った世界各地の街から、そのテイストを手当り次第に取り入れた。それは1920年代の上海やモロッコの裏通り、イエメンの“砂漠の摩天楼”と呼ばれるビル群、そして新宿歌舞伎町などである。登場人物に完全な善人など一人も登場しない。皆、この街に呑み込まれ、虜にされたはぐれ者達である。そしてペルソナドールズは常識人の理解を越えた存在である。少女でありながら大人の女そのものの肉体を持ち、その性格も行動も著しく一貫性を欠いており、善悪すら超えていてつかみどころがない。それこそ作者の妄想のままに行動する分身といえるかもしれない。

「桃の便り」を一言でいうなら、種々の人物達がアンバーシティという魔都の子宮の中で演じる荒唐無稽でケレン味に満ちたドラマであり、または大人の為の毒を含んだ紙芝居ともいえるだろう。これを描く目的は、桃山遊春というメガロマニアの妄想がどこまで膨らみ、どんな形で終息するか(あるいは破綻するか)を自分で自分に突きつける実験なのだ。言うことが大げさ過ぎる?何もかも大げさにしないと気がすまないのが誇大妄想狂の特性なので悪しからず。

  Vbvi
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